高市早苗さんは、10月21日に内閣総理大臣へ就任し、日本初の女性総理として大きな注目を集めています。
そんな高市さんといえば、故・安倍晋三(元総理大臣)さんの愛弟子と言われていました。
「愛弟子」なので後輩だと思っていた人も多いのではないでしょうか。
実は「同期」なんだそうです!
この記事では、高市早苗さんと安倍晋三さんが政治家としてどのような同期に当たるのか、そして二人の関係についてわかりやすくご紹介します。
この記事でわかること
- 高市早苗と安倍晋三は同期なのか
- 高市早苗と安倍晋三の関係
- 高市早苗が安倍晋三から受けた影響とは
高市早苗と安倍晋三は同期って本当?

二人は、同じタイミングで国政に足を踏み入れた仲間でもあり、長く政治の世界をともに歩んできました。
まずは、その始まりとなった時期を見ていきましょう。
1993年の衆議院選で「当選同期」に
高市さんは奈良県から、安倍さんは山口県から立候補し、どちらも初当選を果たしました。
この年は、自民党が一度政権を失う「55年体制崩壊」と呼ばれた節目の選挙でもあります。
つまり、日本政治の大きな転換点に、二人は同時にスタートを切ったというわけです。
この“当選同期”という関係が、後に深い信頼関係につながっていきます。
同期には岸田文雄・野田佳彦らも

この1993年当選組には、のちに日本の政治を動かす人たちが多くいました。
たとえば、
岸田文雄さん(元・内閣総理大臣)
野田佳彦さん(元・内閣総理大臣)
枝野幸男さん(立憲民主党・元代表)
このように「1993年組」は、日本政治の中心に立つ人たちを多く輩出しています。
その中でも、高市さんと安倍さんは特に考え方が近く、政策面でも強い共感があったと言われています。
当時から保守的な価値観を大切にし、「日本の誇りを守る政治」を掲げていた点で共通していました。
高市早苗と安倍晋三の関係は?

高市早苗さんと安倍晋三さんは、単なる「同期」というだけではありません。
その後、政治家としての信頼を深め、安倍政権では「師弟関係」と呼ばれるほどの強い絆を築いていきました。
安倍派での師弟関係と信頼
コロナ禍の中、国民の命と生活を守り、経済を活性化する為の具体的な政策を示し、日本の主権は守り抜くとの確固たる決意と、国家観を力強く示した高市早苗候補を支持いたします。
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) September 16, 2021
世界が注目しています。
皆さま宜しくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/CXDYM8Eu8H
高市さんは、のちに自民党の清和政策研究会(いわゆる安倍派)に所属します。
安倍さんのもとで学び、同じ理念を掲げて活動するようになりました。
2006年の第一次安倍内閣では、高市さんが内閣府特命担当大臣として初入閣。
この人事は、安倍さんが「将来を託せる人」として信頼していた証とも言われています。
その後も、安倍政権の中で高市さんは総務大臣や政務調査会長など重要なポジションを歴任しました。
とくに女性初の政調会長に抜てきされた際は、「女性リーダーとしての象徴的存在」として大きな話題になりましたね。
安倍政権で信頼されていたわけ
なぜここまで安倍さんに信頼されていたのでしょうか。
その理由は主に3つあります。
・安倍さんの理念を理解し、現実的に政策を実行してきたこと
・責任感が強く、どんな状況でも冷静に判断してきたこと
・政治的圧力に屈せず、信念を貫く姿勢を持っていたこと
こうした姿勢が、安倍さんからの厚い信頼を得るきっかけになったようです。
高市早苗が安倍晋三から受けた影響とは?

安倍さんの存在は、高市さんの政治人生に大きな影響を与えました。
とくに経済や外交、そして政治家としての発信スタイルにその影響が強く表れています。
経済や外交で安倍氏の考えを受け継ぐ姿勢

高市さんが安倍さんから受け継いだ主な考え方は、次の3つです。
・成長重視の経済政策(アベノミクス路線)
・日米同盟を軸にした外交姿勢
・日本の歴史や伝統を重んじる国家観
高市さんは、安倍さんの経済政策「アベノミクス」を強く引き継ぎました。
また、外交面でも安倍さんの路線を尊重し、日米同盟の強化や安全保障の重要性を繰り返し訴えています。
「国の安全を守ることが、すべての基本」とする姿勢は、安倍さんの考えと通じる部分ですね。
政治姿勢と発信スタイルへの影響
高市さんの政治姿勢には、安倍さんの影響が色濃く残っています。
「覚悟を持って政治に臨む」「批判を恐れず信念を貫く」などの言葉からも、それが伝わります。
発言内容が注目を集めるたびに「安倍イズムの継承者」と呼ばれるのは、単なるイメージではなく、行動そのものが裏づけているのだと思います。
そして2025年10月21日、ついに日本初の女性総理として就任した高市さん。

「安倍さんと共に作り上げた政治を次につなげたい」という思いがあるのかもしれませんね。
まとめ
高市早苗さんと安倍晋三さんが同期だったのか気になっていた方も多いでしょう。
調べてみると、二人には長い年月をかけて築かれた深い絆がありました。
わかったことは以下のとおりです。
▪高市早苗さんと安倍晋三さんは、1993年の衆議院選で初当選した当選同期
▪同期には岸田文雄さんや野田佳彦さんなど、のちの総理経験者も多い
▪高市さんは安倍派で活動し、師弟のような関係を築いていた
▪安倍政権で重要な役職を任され、強い信頼を得ていた
▪経済や外交の面でも安倍さんの考えを受け継ぎ、今もその姿勢を貫いている
安倍晋三さんの志を胸に、日本初の女性総理となった高市早苗さん。
これからますます応援していきたいですね。

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